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TEA ELEMENT茶会 サイコロ編
―南画の秘密を語る夜―
8月21日(日)開催!
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絵画鑑賞は難しい。そして、多くの絵画ジャンルの中でも、特に難しいと思われているものに「南画」があります。
江戸時代後半から昭和初期まで流行を続けていた「南画」は、美術館や博物館でもよく目にします。しかし、墨の黒と、淡い色彩で描かれた風景に漢文で何か書かれている作品を見て、理解できる人はどのくらいおられるのでしょうか。
今回は『静寂の南画家 甲斐虎山 ―孤高の生涯と芸術―』(目の眼出版)の刊行を記念し、本に掲載された作品の実物を特別に12点公開展示。著者である京都女子大学教授の前﨑信也氏、大阪国際大学教授の村田隆志氏がサイコロを振り、出た目に応じた作品を題材に「南画」の鑑賞方法について語りつくします。
茶会のコーディネーターは煎茶家/一茶庵・佃梓央氏と茶人/会社員・中山福太朗氏です。皆さまと一緒に煎茶と抹茶という2種類のお茶をリラックスして楽しみながら、「南画」とお茶についても考える機会に。
是非ご参加下さい☆
【日 時】8月21日(日) 16:30 – 19:00 ※予約制
【場 所】堀川新文化ビルヂング店 2F ギャラリー&イベントスペース『NEUTRAL』
https://horikawa-shinbunkabldg.jp
【参加費】
① 8,000円 <登壇者4名のサイン入り『静寂の南画家 甲斐虎山 ―孤高の生涯と芸術―』(目の眼出版)の本付>
② 5,000円 <上記の本をご持参の方>
<お申込み&お問合せ>
若王子倶楽部 左右 Mail info@sayuu.jp TEL 0757082086
※お申込み時に参加費①か②と、お名前・お電話番号をお知らせください。
※お電話は木・金・土曜日 11:00-18:00にお願いいたします。
<アクセス>
堀川新文化ビルヂング店(京都府京都市上京区皀莢町287)
https://horikawa-shinbunkabldg.jp/#info-area
【公共交通機関の場合】
・阪急京都線「大宮」下車、「四条堀川」(Eのりば)から市バス 9番・12番・50番に乗車、「堀川中立売」下車 徒歩1分
・京都市営地下鉄東西線「二条城前」下車、「二条城前」(Bのりば)から市バス 9番・12番・50番に乗車、「堀川中立売」下車 徒歩1分
【お車の場合】
・JR京都駅から約20分
・阪急京都線「烏丸」から約16分
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甲斐虎山(1867-1961)
大正期から昭和中期に活躍した南画家。大分県臼杵市出身で帆足杏雨をはじめとする当時の大分を代表する南画家・書家・漢学者から学んだ後に上京。京都女子大学の前身である文中女学校を妻の甲斐和里子と創立。1914(大正3)年に教職を辞して専業画家となる。中国・朝鮮にも遊歴し、日中の絵画の要素を折衷した、繊細で静寂を感じさせる作品で知られる。官展などには一切興味を持たず、愛好者からの注文に応えるスタイルで最晩年に至るまで旺盛な制作活動をつづけた。
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前﨑 信也氏
京都女子大学家政学部生活造形学科教授
1976年、滋賀県生まれ。ロンドン大学SOAS博士課程修了、2009年、博士号取得(PhD in History of Art)。立命館大学アート・リサーチセンター客員協力研究員、京都市立芸術大学芸術資源研究センター客員研究員等を兼務。専門は日本工芸文化史、東洋陶磁研究、文化情報学など。
村田 隆志氏
大阪国際大学国際教養学部国際観光学科教授
1978年、兵庫県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学。日本水墨画美術協会理事、京都女子大学文学部非常勤講師等を兼務。専門は日本近世・近代美術史、近代南画研究、博物館学など。
佃 梓央氏
煎茶家・一茶庵宗家嫡承
一茶庵宗家 佃一輝に師事。和泉市久保惣記念美術館「楽しい煎茶会」などで茶席を担当。泉屋博古館「文房具と煎茶」展の監修、グランフロント大阪ナレッジキャピタル超学校「『集まり』と『交わり』の文化論」をコーディネート。G20大阪サミット2019「配偶者プログラム」で茶事を務める。
中山 福太朗氏
茶人・会社員
聖徳庵Jack Convery宗好氏に師事。裏千家茶道を学ぶ。自身の茶の活動として2009年「茶の湯集団鴨ん会」を結成、13年に「陶々舎」立ち上げに参加。先人たちのこころや形、感覚を受け継ぎながら、今に接続する茶の湯のあり方を具現化する茶人である。