昨日、京都国立博物館の茶室「堪庵」にてティー・エレメント茶会を
開催いたしました。
昨年、左右で初となった公募展の受賞作品を中心としたお道具を使って、
前﨑信也氏(京都女子大学准教授)も同席するなか、茶人である
中山福太朗氏と煎茶家の佃梓央氏がそれぞれの物語の世界を
お客様と分かち合いました。
作り手がいかに使い手のことを考えて道具をつくり、亭主は道具を
そのままの用途のみで使うのではなく、お客様のために独自の世界観で
美しいカタチに設え、記憶に残る時間にする。
前﨑氏はそのようなことを仰っていました。
煎茶と抹茶、同じお道具で異なる世界を愉しむティー・エレメント茶会。
『相手を思いやる心』が通い合う。
この心の温もりが人と人を本当の意味で繋ぐことを、喫茶を通して
感じられるのではないでしょうか。
次回は3月21日(土)弘道館(京都市上京区)にて開催予定です。
詳しくは後日、お知らせいたします。
<1月27日の京都新聞に茶会の様子が掲載されています>