山口県萩焼 江戸中期 (1770年頃)
今から400年程前に藩主・毛利輝元が始めた萩焼。
その本流、坂高麗左衛門窯の六代 新兵衛(1739-1803)作の茶碗は、
貫入と長年使いこむことで”雨漏り”といわれる紫がかった模様が
現れています。
景色となる金継ぎは穏やかな光を放ち、茶碗の影に溶けていく。
大切に使われ、愛されてきたモノが発する空気のなかに
静かな時の流れを感じさせます。
使い手のあらゆる気持ちを受け止めてきた包容力、温かく強い芯と
優しさが存在する茶碗です。
【詳細】
萩焼茶碗 六代 坂新兵衛
藤田幸平 極(鑑定書)
φ11.5 cm x H6 cm
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