色えんぴつ作家の則武千鶴さんが描かれたベニバナヤマシャクヤクは、京都の鴨川源流にしか咲かない花で絶滅寸前種。
身近にこんな貴重な花や自然があることを知る一方で、絵は言葉を越える内面を表現でき、それを人と共感することもできる世界を
持っていることを新たに発見したように思います。
陶芸家の市岡和憲さんに絵付けの手ほどきをして頂き、その後皆さんが呉須で描かれた杯も、それぞれの思いが表現されていて、
絵を通してコミュニケーションがとれることに、楽しさを感じて頂けたのではないでしょうか。
絵は様々でも、共有できる思いが込められていて、本当に素敵でした!
またお煎茶は市岡さん流の淹れ方で、普段飲むものとは異なった新感覚の味。
京都の北山通りが絵付けされた市岡さん作の菓子器には、ふんわりピンク色の市岡さんお手製の上用饅頭が映え、可愛らしい
雰囲気で美山のお茶とぴったり。皆様にとって、芸術の秋をお楽しみ頂けたイベントになっていたら幸いです☆
器の焼き上がりが、とても楽しみですね!
<絵心をかたちに Part Ⅰ>
色えんぴつ作家・則武千鶴さんに絵を見せて頂きながら、花のことやその花と出会った感動体験のお話を伺い、絵に対する思い、
内なる思いを表現することで、絵を通して人と共有できる感覚・思いを大切にされていることなどをお話してくださいました。
<絵心をかたちに Part Ⅱ>
則武さんのお話を伺い、感覚がより広がってきたところで、杯の絵付けの手ほどきを陶芸家・市岡和憲さんから受け、いよいよ呉須で
描き始めます。皆さん、それぞれの思いを絵に乗せて、完成したあとは、何を表現したのかをお話して頂きました。