日本のどこの家庭にも急須があった昭和の時代が遠くなり、ペットボトルの普及で急須が消えた今、日本で数人といわれる手間のかかる磁器の急須をつくる美山在住の市岡和憲氏との出会いがありました。
銘を入れなくても分かってもらえる作品をつくりたいと精進の毎日が続く市岡氏の急須で、自分を取り戻すほっこりした時間を過ごすための展覧会とお茶の会を開催いたします。
幕末から明治にかけて活躍した文人画家で、煎茶の普及に尽力した田能村直入ゆかりの蔵で、煎茶・中国茶・紅茶というジャンルを問わず、お茶のある暮らしを愉しんでいただきたい、と願っています。
2016年10月20日(木)~11月23日(祝) 11時~18時 定休日:水曜日
作家:市岡和憲(陶芸) / 澤村 陶哉(陶芸) / 植田千香子(金工) / 中埜暢・朗子(木工・截金)
◆ 10月30日(日)14時~、16時~
歐陽國樑氏(日本と中国のお茶文化に詳しい、 バチカンの弁護士資格を持つ裏千家講師)とのお茶の会
◆ 11月3日(木)14時~
孫皖平氏(伝統工芸技術保護活動をし、文人文化と生活茶を提唱する画家で陶芸家でもある中国で著名な唐•宋文化研究専門家)との交流茶会
◆ 11月20日(日)15時~
会費 2000円
活きた文化・芸術として煎茶をとらえ、現代茶会の企画などに取り組む一茶庵の嫡承 佃 梓央氏による「煎茶にあそぶ」