ティー・エレメント公募展 特別賞作品のご紹介②

Activity in Japan日本での活動




【特別賞】


うつわhaku ひろすえたかこ 氏 「dew drop」台湾茶器5個セット
H5.5 x H6


自然の鉱物や土でできている釉薬がつくり出す自然造形美の清々しさを
茶器に取り入れることで、日常における特別なひとときとなるのではと
制作しました。銀の粒は焼成すると自然に現れます。
またうつわの余白についても考えている。うつわの余白は見えそうで
見えない、目線を少し変えることで薄っすらと見えてくるうつわの余白を
陶表現で感じ取って頂けたら、日常の時間、思考の余白も楽しくなる
のではと制作しています。


<前崎信也氏(美術史研究家・京都女子大学准教授)>


茶道・煎茶道以外のために作られた応募作品もありました。
工芸の技法を知らない人でも分かる作品という視点で選びました。
碗を使う人は碗の内側を見るもの。内側に流れ込む銀色の粒は様々な
会話のきっかけになりそうです。


<佃梓央氏(一茶庵宗家嫡承・煎茶家)のコメント>


古典に対する開かれた感覚がもっと盛り込まれればと期待を寄せる作品と
しては、この台湾茶器がある。一見すると、既存の現代の空間に収まり
すぎるようにも見えるが、この作家さんが例えば中国紀元前4000年から
2500年ごろの大汶口文化の薄くかつ厳しいフォルムラインを持つ陶器を
見たとき、新たに古典を踏まえた作品を制作される展開があるのでは
ないか、そしてそれは古典書画にも古典茶器にも、逆に現代アートにも
合わせられる力を持つのではないか、と期待が膨らむ。


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内側にもある銀の粒を見ていると、冷えた飲み物が入っているような
気配のなか、温かいお茶をいただく面白さ。


そして、液体のなかに水滴があるような不思議な光景と上部の緩やかな
ライン。
お茶をいただく時間のなかに、無心の一瞬が所々に存在するような
茶器に感じます。

 
文・撮影= Izumi TK

  
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第1回ティー・エレメント公募展 開催
12月23日(月) まで
営業時間 10:00-17:00 火・水曜日定休
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