【特別賞】
宮良 断 氏 茶碗「珊瑚浜」
φ12 x H8
―制作にあたって―
沖縄のまぶしい光の中で、真っ白な砂浜に佇み、波の音を聴いている
ような・・・。そんな気持ちで一服のお茶を楽しんで頂きたい。
風化したサンゴのような質感とうっすら透けて見える水色が心地よいです。
<前﨑信也氏(美術史研究家・京都女子大学准教授)>
沖縄からの出品作です。貝殻の粉を混ぜた土で作られているということを
聞くと、沖縄の砂浜と澄んだ青い海、強い日差しを感じることができます。
この作品を海のない京都で使うことは、喫茶の場に普通の道具ではできない
広がりを生みそうです。
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瞬間にこの素材の不思議さに魅了されます。
ガラスでも陶器でも磁器でもないようでいて、光を薄っすら通す爽やかな
美しさ。
薄暗い空間では、わずかな光をとらえ、月明りのように放つ茶碗に
なるのでは、と想像が膨らみます。
文・撮影= Izumi TK
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第1回ティー・エレメント公募展 開催
12月23日(月) まで
営業時間 10:00-17:00 火・水曜日定休
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