11月3日(木)~ 企画展『海と大地と蝸牛』



『海と大地と蝸牛』
沖縄・八重山の焼物と蝸牛から見えてくる暮らしと文化
2022年11月3日(木)~7日(月) 開催☆


濃淡のブルーが重なり合う美しい海。
沖縄本島の南西に位置する八重山諸島は、石垣島・竹富島など12の島々で形成される諸島群です。
そのなかの新城島に古くから伝わる赤い土器「パナリ焼」。かたつむりや貝の殻を混ぜてつくられる、その土地特有の焼物で、15世紀頃から人々の暮らしの中で大切に使われてきました。しかし、400年後、忽然と姿を消してしまいます。

今回のコラボレーション展では、石垣島在住の陶芸家・宮良断さんがパナリ焼の技法をつかった作品や沖縄の美しい海を連想させる作品と、かたつむりミュージアム「ラセン館」にある造形作家・河野甲さんが制作した、かたつむりのリアルフィギュア他、ラセン館の収蔵品を展示いたします。

作品を通して沖縄の大地、海の香りや波の音を感じながら、八重山の暮らしに根付いた文化やアートにふれてみませんか。今ではなかなか目にすることができない貴重なパナリ焼も特別に展示いたします。ぜひご高覧ください。

宮良 断
1975年沖縄県石垣島生まれ。98年沖縄県立芸術大学卒業、石垣の原料を使った陶磁器制作を始める。半農半陶の生活を送りながら、八重山古陶の八重山焼の再現に取り組む。2007年日本民芸館展入選、第1回・第2回 ティー・エレメント公募展入賞。

かたつむりミュージアム「ラセン館」
現在の技術では標本にできないカタツムリの軟体部分。それをリアルに造形して生きている時の様子を再現したものが「かたつむりリアルフィギュア」。日本産約800種と、世界各地の代表的な種を再現するプロジェクトを進めている。ラセン館では、このリアルフィギュアの展示を中心にカタツムリとその仲間の魅力を自然科学・人文科学・美術表現の視点で展示している。

<イベント>
11/4(金)17時~ 滋賀県立琵琶湖博物館 学芸員の中井克樹さんと作家を交えたイベントを開催予定!

若王子倶楽部 左右KOGEI GALLERY & SALON IN KYOTO
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