「まぼろしのパナリ焼 ― 蝸牛が繋いだ沖縄・八重山のやきものと風土 ―」
トークイベント開催 11月4日(金) 17時~
パナリ焼は、かたつむりや貝の殻を陶土に混ぜ、15世紀に八重山諸島・新城島でつくられていましたが、200年前に忽然と姿を消した幻の土器です。
かたつむりを生きているように再現するリアルフィギアを制作し、私設ミュージアム「ラセン館」をオープンした造形作家の河野甲さん、パナリ焼の復元や磁土にサンゴ礁・貝殻をまぜて透明感ある作品をつくる宮良断さん、そして滋賀県立琵琶湖博物館 学芸員の中井克樹さんによるトークイベントです。
一日限りの沖縄の貴重な自然のお話を、ぜひお楽しみください☆
日 時 11月4日(金) 17時~
場 所 若王子倶楽部 左右
参加費 1000円(お茶と沖縄のお菓子付)※予約制
<お申込み&お問合せ>
Mail info@sayuu.jp TEL 0757082086
Open 月・木・金・土曜日 11:00-18:00
沖縄の陶芸家・宮良断 & かたつむりミュージアム「ラセン館」コラボレーション展
『海と大地と蝸牛』沖縄・八重山の焼物と蝸牛から見えてくる暮らしと文化
11月3日(木)~11月7日(月) 開催☆
宮良 断さん
1975年沖縄県石垣島生まれ。98年沖縄県立芸術大学卒業、石垣の原料を使った陶磁器制作を始める。半農半陶の生活を送りながら、八重山古陶の八重山焼の再現に取り組む。2007年日本民芸館展入選、第1回・第2回 ティー・エレメント公募展入賞。
かたつむりミュージアム「ラセン館」
現在の技術では標本にできないカタツムリの軟体部分。それをリアルに造形して生きている時の様子を再現したものが「かたつむりリアルフィギュア」。日本産約800種と、世界各地の代表的な種を再現するプロジェクトを進めている。ラセン館では、このリアルフィギュアの展示を中心にカタツムリとその仲間の魅力を自然科学・人文科学・美術表現の視点で展示している。
中井克樹さん(滋賀県立琵琶湖博物館 研究部専門学芸員)
1961年生まれ。京都大学理学部入学。スキューバダイビングを始め水面から水中に世界を広げる。京都大学大学院理学研究科(動物学専攻)、アフリカ・タンガニイカ湖で魚類の潜水調査に携わる。『湖沼環境のバランスを取り戻すための水生生物対策: 行政施策と主体間連携のあり方』などを発表している。