今まで見てきた枯山水とは全く異なり、それぞれの石が力強く圧倒される庭園。ここは京都・吉田神社近くにある重森三鈴旧宅です。主屋と書院が江戸期の建物と伝えられています。
書院前には、中央に蓬莱島、東西に方丈、瀛州、壷梁の三島を配した枯山水庭園。石は徳島県の川から運ばれてきたものです。
デザインの力。それは引き算や余白の美が、単に“シンプル”ということではないことを、この庭園や茶室は教えてくれます。
力強く響き合い、建物と調和する空間に出会った一日でした。
place: Mirei Shigemori Garden Museum in Kyoto