雨がしとしと降っている京都・哲学の道。左右ではゆったりジャズが流れています。
先日、本を読んでいると江戸時代後期の浮世絵師、北斎について書かれている記事を発見しました。90年の生涯を通して3万点以上の作品を描いたそうです。
”八十才でさらに成長し、九十才で絵の奥意を極め、百才で神妙の域に達し、百何十才になれば一つの点、一本の線がまるで生きているようになるだろう。願わくば、長寿の神様に、私のこの言葉が妄言ではないことをご覧にいれたい。”
北斎の祈り、描かれた動物の鋭い眼差しは、何歳になっても鎮まることのなかった、北斎自身の描くことに対する情熱の眼差しに感じられました。